検査の正確さ「感度と特異度」とは?
検査の正確さ「感度と特異度」とは?
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長野県上田市の整体院 TAURUS BODY CARE(トーラスボディケア)です🐮
みなさんは「感度や特異度」といった言葉をご存じでしょうか?
「感度」は疾患のある人正しく検出する値。「特異度」は疾患のない人を誤って検出しない値。
検査の精度(正確さ)を知るうえで重要な指標になります。
仮に100人に5人がかかる腰の疾患があるとして95人の人を陰性と検出できる検査は95%当たります。
「95%当たる検査」は一見凄そうに見えますが「5%間違えましたが95%当たりました」これでは5%間違えられた人が可哀想ですし実際にあまり役には立ちません。
疾患のある人をある程度正確に「疾患がありますと言える精度(感度)も疾患がない人をある程度正確に疾患ではないですよと言える精度(特異度)も重要という事になります。
人数とスコア(検査値)をグラフ化すると上記のような関係性が成り立ちます。
真ん中の疾患に罹患した患者群と疾患に罹患していない患者群の両方に入っているのはどういう事?と思われた方もいるかもしれませんが、これらは偽陽性と偽陰性といって本当は疾患があるのに陰性と言われた人たちと本当は疾患がないのに陽性と言われてしまった人たちです。
ではこのような間違われてしまった可哀想な人を出さないためにどうしたら良いのか?カットオフ値(境界線)というものを定めます。上記のグラフでいうと真ん中の線がカットオフ値になります。この線を右方にずらしていくと疾患に罹患した患者群を検出しやすくなり感度は100%に近づきます。ただし疾患に罹患した人で低スコアな人を切り捨てることになるので特異度は下がってしまいます。これは逆もまた然りで疾患に罹患していない患者群を正しく検出しようとカットオフ値をグラフの左方へずらして行くと疾患に罹患していない患者群を検出しやすくなり特異度が上がりますが逆に感度が下がってしまいます。このように一つの検査で感度と特異度は両立できない関係性になっています。
ではこのカットオフ値をどのように定めたら最適であるのか。これを決めるために登場するのがROC曲線という考え方です。ROC曲線を使うために必要な値が真陽性率と偽陽性率という値です。真陽性率(true positive rate)とは疾患があると検出された人のうち実際に罹患していた割合。偽陽性率(false positive rate)とは疾患があると検出された人でも実際は罹患していなかった割合。ROC曲線とは縦軸に真陽性率(true positive rate)、横軸に偽陽性率(false positive rate)をプロットしたグラフで縦軸と横軸の範囲は 0.0~1.0になります。
上記グラフはmodel1、2、3という3つの検査の正確さを調べる為にプロットされたROC曲線になります。AUC(Area Under the Curve)というROC曲線下面積の値が、1.0に近いほど検査の分離能(感度・特異度)が優れることを示します。上記のグラフではmodel3がより優れた検査と言えます。
グラフの左上隅の起点座標(0%,100%)からプロットした点までの距離が最小の検査結果が最適なカットオフ値として選ばれる方法の一つです。
さて今回は少し専門的な内容となりましたが身近な例で言うと新型コロナウイルスの検査は抗原検査?PCR検査?どっちが良いの?などがありましたかね。痛みやしびれのあるお客様にもある程度効率よく施術をしたい為、可動域や筋力テストを実施する場合がありますが、こういったもの一つ一つに感度や特異度があることを前提に行っています。状態によってはきちんと病院受診をお勧めしており安心して施術を受けていただけるよう配慮しております(^^)/
□当院での施術の流れ
➊痛みの原因を初回カウンセリングや姿勢、
➋
➌
➍自宅で可能なトレーニングやストレッチの実施&ご提案
➎痛み、姿勢や歩行の最終チェック
初回体験が今なら【1980円】で受けられます!!! ご相談&ご予約お待ちしております。
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慢性/ぎっくり腰/腰痛/脊柱管狭窄症/坐骨神経痛
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